「科学的」であることとクリティカルシンキング

  • 「科学的」と自称しているものが本当の意味で科学的かどうかを疑ってみる余地がある。
  • 権威からの議論→その人が権威を持つとされる理由と、言っている内容の信憑性の間に相関があるのでない限り、権威からの議論は使わない方がよい。
  • 反証可能性:自分の仮説を距離をとるための手段として、その仮説の反証条件は何か、そして反証条件を満たすような証拠はないかと考える習慣を持つのは非常に有用
  • 再現性:同じ分野の他の科学者によって批判的吟味に晒される。論文に書かれている通りの手順で同じ結果が起こせるかどうかのチェック。
  • 反例:その仮説が正しいという条件の下で絶対に起こりえない(ないし起きる確率が非常に低い)出来事
  • 定義の不明確な言葉や多義的な言葉を避ける。どうしても使う場合にはきちんと定義して使う。(情報を発信する側の最低限の心得)
  • 操作的定義:抽象的な概念を、調査によって確かめられる内容で定義すること(数字的に、など)
  • 事例による議論:一般的には妥当とはいえない(弱い主張のときには有効)