概要
- クリティカルシンキング:情報の送り手と受け手両方の共同作業の中で、社会において共有される情報の質を少しでも高めていくためのものの考え方
- 議論を構成する三つの要素
- 主な主張(結論)
- 理由となる主張(前提)
- 前提と結論のつながり(推論)
- クリティカルシンキングの基本
- 議論の明確化
- 前提の検討
- 推論の検討
- 前提と推論を検討して共に妥当だと判定されたなら、結論も妥当だと一応認めてよい。
- 字面の上ではほとんど同じ結論に見えても、微妙な差でまったく違う結論になることがある。
- 思いやりの原理(principle of charity)
- 協力的作業:相手の議論を組み立て直す場合には、できるだけ筋の通ったかたちに組み立て直すべし。
- 協調原理(principle of cooperation):話し手はその場におけるコミュニケーションの目的達成のために協力的な態度をとるべし。
- クリティカルシンキングの目的:うがったことを言うことではなく、ある主張をしっかりした根拠のもとに受け入れること