黒田龍之助『はじめての言語学』

はじめての言語学 (講談社現代新書)講談社現代新書1701、講談社、2004年)

*2006/04/01現在

*感想

  • 言語学者の名前を挙げることはほとんどせずに、言語学の基礎の基礎だと筆者が考えることを、その中身が理解できるように分かりやすく親しみの持てる書き方で説明していく。
  • 言語学の世界を想像するのが楽しくなる本。
  • 入り口として文献案内があり、これを読むのも楽しい。
  • 筆者は話し上手なのに違いないと思わされるようなユーモアが散りばめられている。
  • 授業での学生からの反応を踏まえて書かれたものとのことで、はじめて言語学に触れる者としては体感覚に近いところで書かれているため読みやすくわかりやすく、その奥の世界に興味が持てる内容になっている。