It's a wonderful life: a career as an academic scientist

田口先生(@Yh_Taguchi)が紹介されていたもの。Togetterというサイトを教えてもらったのでそれを使うことも考えたけれど、今回はここに置くことにした。

@Yh_Taguchi http://ow.ly/16HZz 「研究者になりたい10の理由」と言ったところでしょうか? いい記事だと思うよ。日本人の「成功した」科学者達も若者にむけてもっとこういうこと書けばいいのにね(ResearchGATEに参加しないと読めないみたいです)。
@Yh_Taguchi 学術雑誌が読める環境にいる人むけにさっきの記事のpubmed link http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20048258
@Yh_Taguchi 英語よむのが面倒な人向けに、筆者があげている10の理由を。

  1. 自分の方向性を決める自由
  2. 仕事を通じた自己改革(研究とは進歩するものだから自然と新しいことに挑戦するはめになる)
  3. (たとえ一部であっても)歴史的に偉大な発見に貢献できる
  4. 共通の興味に支えられた国際的な仲間たちの一員になれる 
  5. 旅行の楽しみ(学会などでの出張のこと。新しい出会いがあったり)
  6. 社会的で気持ちが若くいられる(よい研究室の一員であることは喜びです)
  7. 「成功」の尺度が一つじゃない(例えば、論文書かなくても「いい先生」として教え子の記憶に残る場合もある)
  8. 時間の自由がきく
  9. 少なくともなんらかの意味で「よいこと」である。…科学者の動機はすくなくとも第一義的には利己的じゃないってこと(業績争いとか醜いことは派生的なことってことじゃないかな)
  10. 研究費の獲得(科研費が「当たる」のはうれしいことです)

@Yh_Taguchi おまえは、もう職があるからそんなノーテンキなことを、って思う人は、もとの論文にそう言われたときの「いいわけ」も書いてあるのでご覧あれ(笑)。納得できるかどうかは保証の限りじゃないけど。
@roadman2005 研究者の中でもとりわけの自由人であるRon Vale.異質な才能を許容して受け入れ賛美する懐の深さがアメリカの強さの秘密だと思います.
@Yh_Taguchi やっぱ有名な人なんですか。知りませんでした。

ノーテンキ、と思う気持ちもあるけれど、ここに書かれていることは真実でもあるなと思う。私はここに書かれた「素晴らしい」ことが少しずつでも入り込んできていた生活を、数年だけだったけれどその一員として過ごす中で経験した、と思うから。そしてそれは、喜びと言える時間だったと思うから。

*追記*
@roadman2005さんから「原文を」とのご助言をいただきました。ただ、現時点では学会に所属していないと読めないようで、私は当該論文のアブストラクトしか読めない状況です。一年後以降に公開(?)されるそうですのでそれを待つことにします。

*追記2*
id:P2C2Eさんから、ジャーナルの購読者でない場合でも http://www.molbiolcell.org/cgi/reprint/21/1/11 から全文を取得できるとのご連絡をいただきました。今しがたPDF形式で入手することができましたので追記いたします。読後、感想等を追記するかどうかはわかりませんが、P2C2Eさんに心からの感謝を。P2C2Eさん、大変有益な情報をありがとうございました。(2010年3月6日 記)