2005-08-24 再構成 (1)心構え 疑う習慣を身につけること 間違いを認めて改めるという態度 クリティカルシンキングは協力的な協同作業 正解ではなくよりましな回答を探すために (2)議論の明確化 議論を特定する:前提と推論の構造をはっきりさせる クリティカルシンキングのツール 思いやりの原理と協調原理 暗黙の前提の洗い出し 定義による明確化 思考実験 薄い記述と分厚い記述の区分の利用 通約不可能性の処理 議論明確化に害になる論法 わら人形論法 意味の混同 二次的評価語による議論 (3)さまざまな文脈 哲学的な文脈 デカルト的懐疑:経験も論理もすべて疑う文脈 論理は疑わない文脈 科学的な文脈 反証主義を厳密に適用する文脈 やわらかい反証主義を使う文脈 倫理的な文脈 すべての価値主張を懐疑の対象とする文脈 普遍化可能性という基準を認める文脈 誰もが認める一般原則は出発点として受け入れる文脈 日常的な文脈 権威による議論や伝聞を受け入れる立場 文脈的思考のツール 関連する対抗仮説(特定理由の要件) 基準の上下 立証責任 反照的均衡 (4)前提の検討 さまざまなタイプの懐疑主義 ピュロン主義 デカルト的懐疑 ヒューム流の懐疑 倫理的懐疑主義 科学における組織だった懐疑主義 環境危機に関する懐疑主義 前提を検討するためのツール 反証主義とやわらかい反証主義 普遍化可能性テスト (5)推論の検討 論理学 三段論法など、演繹的に妥当な推論を重視(肯定式や否定式は妥当だが、前件否定の過ちや後件肯定の過ちは妥当でない推論として否定される) 厳密な論理学以外のほとんどの文脈においては確率的な推論も妥当な推論として認めざるをえない。 そのほか気をつけるべき推論 分配の過ちと結合の過ち 権威からの推論と対人論法 事例による議論 二分法的議論 価値主張に関してとくに気をつけるべき推論 二重基準の過ち 自然主義的誤謬 自然さからの議論