サイードと政治情勢と知識人

〈1〉サイード『知識人とは何か』
 大橋洋一訳、平凡社、1995年。
  ISBN:4582762360
〈2〉サイード『ペンと剣』
 中野真紀子訳、クレイン、1998年。
  ISBN:4480089519
→サイードの思想への最良の入門書。私たち自身の中の植民地主義はどう形作られるのか、というポストコロニアリズムが抱える最大の問いについて述べている。
〈3〉『現代思想 サイードオリエンタリズム以降』
 1995年3月号、青土社
オリエンタリズム批判の包括的再検討のために。
〈4〉『現代思想・臨時増刊 思想としてのパレスチナ
 2002年6月、青土社
→サイードポストコロニアルな現場であるパレスチナを現在進行形で捉えるために。
〈5〉『現代思想・臨時増刊 サイード
 2003年11月、青土社
→その早すぎる死を悼んでこの国で編まれた多角的な論集から、その深く広大な影響を知る。
〈6〉『帝国との対決 イクバール・アフマド発言集』
 デイヴィッド・バーサミアン=インタヴュー、大橋洋一ほか訳、太田出版、2003年。
  ISBN:4872337190
→サイードスピヴァクも尊敬してやまなかった漂白する知識人の遺稿集。
〈7〉アーディラ・ラーイディ『シャヒード、100の命』
 「シャヒード、100の命」展実行委員会、2003年。
 ISBN:4755480086
→第二次インティファーダで亡くなった最初の100人の人生に触れ、その背後にある無数の生を想像するために。
〈8〉板垣雄三イスラーム誤認:衝突から対話へ』
 岩波書店、2003年。
 ISBN:4000221310
→非イスラーム世界がこれ以上意識的・無意識的にイスラームを軽視・領有・誤認することは許されない。
〈9〉『英語青年』
 2004年1月号