左巻健男『新しい高校化学の教科書』

新しい高校化学の教科書 (ブルーバックス) 講談社、2006年1月
★ただの感想

  • ほぼ一年前、読むことに取りかかってかなり早いうちに挫折した。何度か取りかかったけれど、そのたびに挫折した。敗因ははじめから順番に読もうとしたことだった。今回はぱらぱらと繰って気になる部分から読み、ある程度読み進めたらその章をはじめから読む、を繰り返したらあっという間に読み終わった。
  • はじめから読んだときに挫折したのは、原理から取り組まなければならなかったからだった。関心のある部分から読むという読み方をした今回は、たくさん挿入されているコラムと、日常生活や現代の科学的な社会問題に絡ませた説明のおかげで、高校で化学を学ばなかった私も分かりやすく読むことができた。
  • とはいえ、いまこの本をするすると読めたのは、この本のさらにその手前の準備となる勉強に、いまの上司が手を貸してくれたことも大きいかもしれないけれども。