サイードと歴史学

〈1〉シェリー・ワリア『サイードと歴史の記述』
 永井大輔訳(ポストモダン・ブックス)岩波書店、2004年。
 ISBN:4000270745
〈2〉本橋哲也『ポストコロニアリズム
 岩波新書928、2005年。
 ISBN:400430928X
〈3〉サイード『遠い場所の記憶 自伝』
 中野真紀子訳、みすず書房、2001年。
  ISBN:4622032066
〈4〉サイードパレスチナとは何か』
 島弘之訳、岩波書店、1995年。
  ISBN:4006031173
パレスチナ出身という背景を知るために。
〈5〉サイード『始まりの現象』
 山形和美、小林昌夫訳、法政大学出版局、1992年。
  ISBN:4588003585
→ここでイタリアの思想家ヴィーコへのこだわり方が気になるときは……↓
〈6〉アイザイア・バーリンヴィーコとヘルダー:理念の歴史 二つの試論』
 小池けい訳、みすず書房、1981年。
  ISBN:4622011905
→フランス思想の研究。難解な本の一冊に入るかも。その場合は……↓
〈7〉サイード『世界・テキスト・批評家』
 山形和美訳、法政大学出版局、1995年。
  ISBN:4588004808
→さまざまなエッセイを集めたもの。作家論の他にも彼の批評的立場を明らかにしたものが収録されている。
〈8〉サイードオリエンタリズム〈上〉〈下〉』
 今沢紀子訳、平凡社、1993年。
 〈上〉ISBN:4582760112
 〈下〉ISBN:4582760120
〈9〉サイード『文化と帝国主義〈1〉〈2〉』
 大橋洋一訳、みすず書房
 〈1〉1998年。 ISBN:4622031973
 〈2〉2001年。 ISBN:462203204X
〈10〉ガヤトリ・C. スピヴァックポストコロニアル理性批判』
 上村忠男、本橋哲也訳、月曜社、2003年。
  ISBN:4901477064
→インド出身の批評家。
〈11〉リンダ・コリー『イギリス国民の誕生』
 川北稔監訳、名古屋大学出版会、2000年。
  ISBN:4815803870

サイードとパレスチナ問題

〈1〉サイードパレスチナ問題』
 杉田英明訳、みすず書房、2004年。
  ISBN:4622070847
〈2〉サイード『戦争とプロパガンダ1』
 中野真紀子、早尾貴紀訳、みすず書房、2002年。
  ISBN:4622036819
〈3〉サイード『戦争とプロパガンダ2』
 中野真紀子訳、みすず書房、2002年。
  ISBN:4622036835
〈4〉サイードイスラエルイラクアメリカ』
 中野真紀子訳、みすず書房、2003年。
  ISBN:4622070251
〈5〉サイード『裏切られた民主主義』
 中野真紀子訳、みすず書房、2003年。
  ISBN:4622070464
イスラム世界とイスラエルの関係などについての基本的な知識については、中公新書岩波新書を。

サイードと政治情勢と知識人

〈1〉サイード『知識人とは何か』
 大橋洋一訳、平凡社、1995年。
  ISBN:4582762360
〈2〉サイード『ペンと剣』
 中野真紀子訳、クレイン、1998年。
  ISBN:4480089519
→サイードの思想への最良の入門書。私たち自身の中の植民地主義はどう形作られるのか、というポストコロニアリズムが抱える最大の問いについて述べている。
〈3〉『現代思想 サイードオリエンタリズム以降』
 1995年3月号、青土社
オリエンタリズム批判の包括的再検討のために。
〈4〉『現代思想・臨時増刊 思想としてのパレスチナ
 2002年6月、青土社
→サイードポストコロニアルな現場であるパレスチナを現在進行形で捉えるために。
〈5〉『現代思想・臨時増刊 サイード
 2003年11月、青土社
→その早すぎる死を悼んでこの国で編まれた多角的な論集から、その深く広大な影響を知る。
〈6〉『帝国との対決 イクバール・アフマド発言集』
 デイヴィッド・バーサミアン=インタヴュー、大橋洋一ほか訳、太田出版、2003年。
  ISBN:4872337190
→サイードスピヴァクも尊敬してやまなかった漂白する知識人の遺稿集。
〈7〉アーディラ・ラーイディ『シャヒード、100の命』
 「シャヒード、100の命」展実行委員会、2003年。
 ISBN:4755480086
→第二次インティファーダで亡くなった最初の100人の人生に触れ、その背後にある無数の生を想像するために。
〈8〉板垣雄三イスラーム誤認:衝突から対話へ』
 岩波書店、2003年。
 ISBN:4000221310
→非イスラーム世界がこれ以上意識的・無意識的にイスラームを軽視・領有・誤認することは許されない。
〈9〉『英語青年』
 2004年1月号