デジタルデータの橋渡し

いま重要だなと感じている3つの項目について書き送った散漫なメモ+α。ですます調のほうがあとの自分にとって伝わりやすい気がするので、今回はですます調で。3つの項目は以下。 エスノグラフィックなアプローチ、人類学的アプローチ 長期保存 情報倫理 note…

ドイツの学生ビザ

2016年9月下旬、ベルリンの場合 2016年7月から、学生ビザの申請を受け付けるベルリン外国人局が、Krause-UferからKeplerstraßeに移動した。Keplerstraßeの外国人局の受付時間や住所などは以下のページに情報がある。 ドイツ語:Standort:Ausländerbehörde B…

ジャック・デリダ『アーカイヴの病』

http://id.ndl.go.jp/bib/000002549112 ジャック・デリダ『アーカイヴの病 : フロイトの印象』福本修 訳、法政大学出版局、2010年11月 (叢書・ウニベルシタス ; 947)★反省メモ 会誌の先輩から参考文献として示されて読んだ。 日本語にしてくれているのに理解…

「データセットの引用と出版物へのリンク」より

DCC. How to Cite Datasets and Link to Publications. 2012-06-20. http://www.dcc.ac.uk/resources/how-guides/cite-datasets★メモ バージョン管理 バージョンを管理するには2つの方法がある。 スナップショット:読者または著者はデータの取得後に必要な…

W3C の SKOS 標準を使用してタクソノミー管理を改善する

W3C の SKOS 標準を使用してタクソノミー管理を改善する:統制語彙用の移植可能な SKOS フォーマットを使ってセマンティック Web に徐々に慣れる Bob DuCharme, Solutions Architect, TopQuadrant 2011年 6月 10日 原文:不明。 和文:http://www.ibm.com/de…

SKOS入門 - SKOS Simple Knowledge Organization System Primer

W3Cワーキンググループ・ノート 2009年8月18日 原文:http://www.w3.org/TR/2009/NOTE-skos-primer-20090818/ 和訳:http://www.asahi-net.or.jp/~ax2s-kmtn/internet/skos/note-skos-primer-20090818.html ★メモ 1 はじめに 本文書は、SKOS(Simple Knowled…

緑川信之『本を分類する』

http://id.ndl.go.jp/bib/000002549112 緑川信之著『本を分類する』勁草書房、1996年10月 ★感想メモ 理論としての説明が実践を想定した具体例とともにていねいに書かれている。 あらゆる分野の知を対象とした分類体系を作るってほんと大変なことだ…と気が遠…

Mike Gancarz『UNIXという考え方』

http://id.ndl.go.jp/bib/000002965498 Mike Gancarz 著『UNIXという考え方 : その設計思想と哲学』芳尾桂 監訳、オーム社、2001年2月 ★感想メモ 魔法使いのひとりが面白かったと言っていたので読んだ。 面白くてすいすい読んだ。タイトルとサブタイトルその…

置換で大量のデータをきれいにする

牧草地にしゃがんで草むしりしていたら魔法使いが一瞬できれいにしてくれた、みたいなお話。 はじめに 全体で1000万件を超えるデータ。1件の中身は10桁くらいの数字たちで区切りはセミコロン「;」。そういうデータが出てくるはずだったのに、開いてみたらば…

リチャード・ルービン『図書館情報学概論』

http://id.ndl.go.jp/bib/025441949 リチャード・ルービン著『図書館情報学概論』根本彰訳、東京大学出版会、2014年5月 ★感想メモ 会誌の先輩からおすすめいただいて読んだ。 アメリカの図書館教育・図書館学校・関連協会設立の歴史など過去のことについては…

今後見ることはきっとない

伊藤宏, 福井愛美 編著,西尾宣明, 服部美樹子, 水原道子, 中山順子『プレゼンテーション演習』 http://id.ndl.go.jp/bib/000011257218 樹村房, 2011.6. 159p ; ISBN 978-4-88367-213-4 悪い本ではないけれどカバー範囲が広い分、学会発表の準備という目的に…

Tipsとして利用するならよい

佐藤佳弘『わかる!伝わる!プレゼン力』 http://id.ndl.go.jp/bib/000010992956 武蔵野大学出版会, 2010.9. 166p ; ISBN 978-4-903281-17-9

プレゼン練習のためにあとで使う

塚本真也, 高橋志織『学生のためのプレゼン上達の方法』 http://id.ndl.go.jp/bib/023941907 朝倉書店, 2012.9. 151p ; ISBN 978-4-254-10261-1 上西幸治『英語でプレゼン!』 http://id.ndl.go.jp/bib/000010070200 丸善京都出版サービスセンター (制作), 20…

ポスター作成(構成・デザイン)の参考

宮野公樹『学生・研究者のための伝わる!学会ポスターのデザイン術』 http://id.ndl.go.jp/bib/023156735 化学同人, 2011.11. 143p ; ISBN 978-4-7598-1469-9 :

ポスター(プレゼン)準備全般

酒井聡樹『これから学会発表する若者のために』 http://id.ndl.go.jp/bib/000009919995 共立出版, 2008.11. 166p ; ISBN 978-4-320-00579-2 ★メモ 発表内容の練り方 序論 何を前にして:現象、事実、既存知識、研究の現状、技術開発へのニーズ どういう問題…

原研哉『日本のデザイン』

日本のデザイン : 美意識がつくる未来 (岩波新書) 岩波書店、2011年10月★感想メモ 未来のデザインとは、その人の生き方に真正面から向き合い、その命のエネルギーの求める心地よさを実現し、求めへの気づきをもたらすもの。それは複雑なものではなく、無駄を…

猪谷千香『つながる図書館』

つながる図書館 : コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書) 筑摩書房、2014年1月★一言感想メモ きれいにまとめてある。じょうずだなと思う。 「リブライズ」というサービスははじめて知った。2012年9月に始まったとのこと。 世界中の本棚を図書館化してし…

小林龍生『ユニコード戦記』

ユニコード戦記 : 文字符号の国際標準化バトル 東京電機大学出版局、2011年6月★一言感想メモ 身の引き締まる思いになって、同時に気持ちが高まった。もっと早くに読んでおくべきだった、と思ったけれど、異体字リスト編集後のいま(読んだのは11月)だからこ…

スティーブン・レヴィ『グーグルネット覇者の真実』

グーグルネット覇者の真実 : 追われる立場から追う立場へ 阪急コミュニケーションズ、2011年12月 ★一言感想メモ とても面白かった。Googleはどうしてこんなにもたくさんのサービスを無料で提供してくれるのだろう、どうして企業としてやっていけるのだろう、…

西江雅之『「ことば」の課外授業』

「ことば」の課外授業 : "ハダシの学者"の言語学1週間 洋泉社、2003年4月 ★一言感想メモと抜粋 想起:大学で一年間、西江先生の講義を受けた。試験があったかレポートだったか何もなかったのかも思い出せないし、たぶんノートもほとんど取らなかったと思う。…

字体・字形・書体

字体と字形と書体の違いは、という問いへの答えらしきものをメモ。 字体・字形・書体・字種(http://www.tonan.jp/moji/11jitai/) 字体:概念 字形:字体を具現化したもの 書体:似た特徴や歴史的成り立ちをもつ字形の集合 書風と書流:書体で分けられない…

「特集:ナレッジマネジメントにおけるWeb活用」

『情報の科学と技術』Vol. 62(2012), No.7★一言感想メモ ★梅本勝博「ナレッジマネジメント:最近の理解と動向」 ★犬塚篤「ビッグデータ時代の知識共有」 梅本氏の記事の「5.「知」の2つの側面」に、読みながら頭の中でケチをつけていた。「熟練職人の技能と…

養老孟司『いちばん大事なこと』

いちばん大事なこと : 養老教授の環境論 集英社、2003年11月 ★一言感想メモと抜粋・要約 著者の本を読むのはこれが初めてだったけれど、読んでよかったなと思っている。 地質学的にこれだけ平穏な時代に、生物が絶滅するような事態はこれまでなかったはずで…

「特集:インドのいま」

特集「インドのいま」『情報の科学と技術』Vol. 62(2012), No.1★資料収集に関するメモ ★西願博之「インドの情報源とその利用」 国立国会図書館関西館 アジア情報課の取り組み 外部研究者に依頼してNDLのコレクションの分析と、新たに収集すべき資料のリスト…

『電子情報環境下における科学技術情報の蓄積・流通の在り方に関する調査研究』

『電子情報環境下における科学技術情報の蓄積・流通の在り方に関する調査研究』(平成16年度調査研究) http://current.ndl.go.jp/report/no4★完全なるただのメモ Association of Research Librariesの統計 文部科学省の大学図書館実態調査 洋雑誌の購読数:…

「世の中を変える「仕組み」を創り出すための人生戦略」

京都大学「情報と職業」20110415講義資料「世の中を変える「仕組み」を創り出すための人生戦略」 清田陽司/株式会社ネクスト、リッテル研究所所長、東京大学情報基盤センター特任講師 以下、テキストをかってに圧縮&要約して自分に必要な部分だけ抜き出した…

濱口桂一郎『新しい労働社会』

新しい労働社会 : 雇用システムの再構築へ 岩波書店、2009年7月 ★一言感想メモ 新書らしいまとまりのある本。ただし「新しい」と謳いながらそれほど新しい感じがしなかったのは、藻谷浩介『デフレの正体』と城繁幸『若者はなぜ3年で辞めるのか?』ゆえか。と…

堀内都喜子『フィンランド豊かさのメソッド』

フィンランド豊かさのメソッド 集英社、2008年7月 ★一言感想メモ 目次を見れば内容がわかる、そんな目次。 筆者が5年間の大学院生活の中で観察したフィンランドとフィンランド人について、筆者が日本と似ていると思うところ、違うと思うところ、素晴らしいと…

人文学・社会科学の国際化について

「人文学・社会科学の国際化について 平成23年10月」独立行政法人 日本学術振興会/人文・社会科学の国際化に関する研究会◎抜き書き的な要約★第一章 東洋史学 東洋史学の独自性と言語問題 東洋史学関係の学術雑誌で Web of Science などのデータベースにデー…

八代尚宏『雇用改革の時代』

雇用改革の時代 : 働き方はどう変わるか 中央公論新社、1999年12月 ★一言感想メモ 出版から12年が経過し、本書に書かれていることはすでに世間の常識となっているように思われる。だいたい現状と合っており、問題点も重なっている。 その意味でも、本書は出…